【軌跡2】勝ち始めても自覚できるのは1年後

前回からの続き。

⇛【軌跡1】リターンと相場の出会い

 

2011年 月ベースで勝ち始める。

 

勉強した成果もあり、月ベースで勝つときが出てきた。

 

2月か3月ごろだったか?

 

意外にも結果は早くついてきた。

FXはじめて半年が経過したころである。

 

ただ当時は、これで勝てると確信したわけでもなく、テストした結果を10万円だけ使って検証を繰り返しやっていただけに過ぎない。

 

そこで良いもの、悪いもの、手探りで進めていた。

 

ただ、感触は少しずつ掴み始めていた。

 

最も何がよかったかというと、順張りがうまくなり、損切りも比較的早くなったことだろう。

利益もしっかりと引っ張る練習をしていた。

ここからひろぴー流のスイングトレードが生まれたといっても過言ではない。

 

ただまだ当時は短期トレード主流で戦っており、スイングトレードは二の次だった。

 

2011年 東日本大震災で大儲け。

 

※非常に不謹慎な題名で申し訳ありません。以下、直感力を説くために経験を元に語る上で少々不謹慎な内容が続きます。

3.11が誰もが記憶に残る出来事だった。

 

それでも地震発生後は為替が気になってしょうがない。

 

この時も初めて知ったのだが、地震が止んだ3分後ぐらいからチャートがリスクオフに急落を始めた。

意外にも時差があるものだな、っと。

 

その後、週明けの月曜日や火曜日でも、東電の原子力発電所が爆発した映像を生中継で目の当たりにするのだが、やはり爆発してから1〜2分ぐらいしてチャートが動く。

 

意外にも、事実とこれぐらいタイムラグがあるのだな〜っと、学んだ覚えがある。

 

タイムリーな現場がまさに日本だったこともあり、有事の出来事はこれぐらいの時差で相場が動くことも学んだ。

 

この時、日経平均が大荒れした。

初めて日経先物をショートした記憶がある。

 

完全に市場は狂喜乱舞。

地震発生は金曜日の午後だった。

 

東北地方が壊滅状態にも関わらず、相場は対してリスクオフに傾かない。

 

意外にも現場と相場は時差があるのだなと昼間学んだばかりだったため、もしかしたら週明けからの日経平均はとんでもないことになるのではないか?

っと考え始め、NY時間に10300円だった日経平均をショートして持ち越した。

 

これがその後大きな利益となった。

 

直感力

 

負けてばかりいるものの、直感力は多少あるかもしれないと薄々自分でも気づいていた。

昔のライブドア株も直感で買って、そして売り逃げていた。

今思えば、かなりのグレートトレードだ。

こういった直感力は今でもよくある。

根拠のない自信がこみ上げたときは、勝つことが多い。

 

これは相場で勝ち抜く上でかなり大切なことだと思う。

ただ、これはセンスというより、培った経験上の勘からくるものだと思う。

 

日々の反復練習が徐々にスキルとなり、時々研ぎ澄まされた形で表に出てくることだと思う。

 

僕は基本押し目買い戻り売りを中心にトレードしているが、年間の収益の大半はブレイクアウトや飛びつき売買のポジション積み増しトレードの成績になっている。

 

これは日々の実戦経験から学んだことを最大限に発揮できている賜物ではないだろうか。

 

話は少々それたが、その東日本大震災の後、いわゆる飛び乗りショートを実践できたというわけだ。

 

翌週も9000円台でショートを追加、翌々日もさらに追加、最終的には7800円や8000円前半で利益を確定できたことを覚えている。

 

非常に不謹慎なトレードだったと思うが、相場が崩壊しているときに集中して勝負できた貴重な体験だった。

 

これは日々のチャート分析で過去のチャートを何度も見返していたからこそ出来たトレードだったのではないかと今でも考えている。

つまり、本当に伸びるトレンドを見極められると、ここぞというポイントで高いレバレッジで勝負できるようになるのだ。

 

これができるようになると『なんとかショック』という相場で強さを発揮できる。

特にこれは現在の仮想通貨FXなどのビットコイントレードで大いに役立っている。毎月のようにヒステリックな相場がやってくるが、難なく戦い抜けるのだ。

損切りが続いたとしても、ここぞというときに稼ぎ切ることができ、勝負強い体質になるからだと思う。

 

為替介入でも実力を発揮

 

後日、僕は日銀の為替介入でも大きく利益を得ることができた。

またその年にスイス中銀が、ユーロ/スイス1.20防衛の無制限介入時にもチャートを見ただけで異変を察っすることができた。

このときは1.12ぐらいから買いで参入もできた。

 

これは紛れもなく、伸びる瞬間が少しずつわかってきたからなのだろう。

こうやってトレードの日々の反復練習をしていくたびに少しずつ成長をしていったのだった。

 

2011年11月 月間獲得700pipsを超える。

 

FXをはじめて1年が経過すると、少しずつ自信がついてきはじめていた。

結局デイトレードやスキャルピングトレードは休憩し、週足や日足トレードに精を出していた。

 

今でも忘れないが、この頃はオジドルで非常に大きくトレードで稼いでいた。

日足トレードで大きくスイングし、150pips,200pipsと取っていた。

利益確定してもまた再びロングで参戦したりと、かなり上級者的なトレードになりつつあったことを覚えている。

 

トレンドもたまたま優しいウェーブを描いており、本当に差益を抜きやすかった。

この頃になると、移動平均線とエリオット波動、フィボナッチと水平線を引いたライントレード中心に市場と戦っていた。

 

現在のトレードに近くなってきている。

自分なりのトレードルールを作り、コンピュータのように繰り返す機械的なトレードがまだまだ多かったが、初めて、トレーディングスキルで得た利益だ!っと、感触らしい感触を掴んだことを今でも覚えている。

まさに手応えがあった月であると、今でも忘れない。

 

ただ、この感触を掴んでその状態をキープし、しっかりと勝てるようになるまでここから約8ヶ月かかった。

 

読者のみなさんの中にも当時の僕と同じ境遇の方がいるかもしれない。

 

もしかしたら、自分がその状態に近いかもしれない、と親近感が湧いたらおそらくもう少しだと思う。

 

あと半年〜ぐらい地道に頑張れば、かなりストライクな感触になってくるだろう。

 

もしかしたら自分はその状態ではないかとピンときた方!

是非もう少しトレードを頑張ってスキルを磨いて頂きたい。もう少しだと思われる。

なんとか諦めずに必死になって頂きたい。

 

トレードスタイルを確立したらそれだけをまず磨け!

 

僕はトレードスタイルや手法についてとやかく言ったことは一度もない。

 

本当に人それぞれで、スキャだろうが、デイトレだろうがスイングだろうが、システムトレードだろうが、好きなトレードスタイルでやれば良いと思う。

 

テクニカルも本当にお好きなものを使えば結構である。

 

まず重要なことは、トレードの感触を掴んだのなら、それを1本化することをおすすめする。

 

例えば、スイングトレードとスキャルピングトレードを両方同時に確立できる人は皆無に等しい。

 

正直、めちゃクソ難しい。

 

僕だって今でも思うが、できるものなら、スキャルピングでサクサク稼ぎたいとも思う。

そうなれば誰も苦労しないだろう。

 

しかし、スキャルで勝てるようになるには最も反復練習が必要であり、1つのトレードごとにスプレッドやコスト管理も尋常じゃない。

そしてかなり高額なランニングコストがかかる。

 

スキャル含め、5分足以下のデイトレで勝ち続けている人は今でも尊敬に値する。本当にそう思う。

 

残念ながら、自分は完全に諦めてもいるが(笑)

 

短期と中長期の切り替えは難しい。

 

当時、スイングで勝ち始めてから再び短期デイトレも磨いてやろうと何度か挑戦したのだが、結果的には無理だった。

 

理由はスイングポジションが気になって、短期で見たときのチャートを素直にみることができないことが多かったからだ。

 

中期的には上昇だが、短期的なら下落。

このジレンマがトレードの邪魔をした。

 

その結果、せっかく好調だったスイングトレードまで崩れてしまったため、やはり自分には向いていないと考えて、すっぱりと短期トレードを諦めたのであった。

 

ちなみに、今まで見てきた中で、短期も中長期も同時にトレードできて勝てる人は、バカラ村さんと福寄さんぐらいしか僕は知らない。

 

バカラ村さんは司法試験の勉強中に生活費をFXで稼いでしまった方だし、福寄さんは東大法学部出身、22歳の頃に自分で作ったシステムを外資に2000万で販売してこの種銭でトレードを始めたり、稼いだ収益で会社をいくつも経営したりと異色の経歴の持ち主だ。

 

さすがにここまで来ると頭の構造が違いすぎる。

1億円なんて何をしても稼げるレベルなので諦めよう(笑)

 

このレベルの方々達だと短期トレードだろうがスイングだろうが関係がない。

 

大事なことは、相場の世界でもこういう天才を相手にしていることを忘れてはならないというわけだ。

こういった天才を相手に勝ちにいこうとすると相場で負けるのだ。

 

凡人の失点から利益を得ろ!

 

凡人が勝つには、他の凡人からこぼれてくる失点を如何に拾うことができるかどうかだ。

 

よって、まずは自分のエッジだけを磨くことに専念してほしい。

 

得意な分野だけに集中し、まず天才たちに対等に戦えるぐらいにならないといけない。

 

これが守りながら攻めると言った、素人が相場で生き残る最大で武器だと考えている。

間違っても攻撃が最大の防御だと思ってレバレッジを高く設定してはいけない。

複利とレバレッジは悪魔的存在だ。必ずやられるので長生きしたければ、高レバにしないことだ。

 

 

僕は僕なりの結論で最も得意になりつつある、低レバレッジ型のスイングトレードに一本化したわけである。

 

ぜひ読者の方々も自分のエッジの効いているトレードスタイルに絞って磨きをかけて頂ければと思う。

 

それはもちろん、スキャルでもデイトレでも、スイングトレードでも、システムトレードでも、どれか1つに磨きをかけて頂ければと思う。

 

大規模なFXオフ会に参加。FX人生最大のきっかけとRCI

 

2012年6月、大規模なFXのオフ会に初めて参加した。

FXを初めて1年9ヶ月、トレード仲間もネットを通して少しずつ知り合いも増えていたころだ。

そしてこの会に参加するきっかけとなった。

 

初めて生でみる、奈那子さん、西原さん、GIの荻野さん、山中さん、バカラ村さん、おばらっちさん。

 

アタフタ、アタフタの連続だった(笑)

 

この時の司会はラジオ日経アナウンサーのかのうちさんだった。

 

この時、セミナーは難しかった記憶がある。

その中でも初めてお会いしたおばらっちさんの講演でRCIのトレード手法についてお話されていたことを鮮明に覚えている。

 

これが僕とのRCIのきっかけとなった原点だった。

オシレーターの中で3本の線で使うぐらいは知っていたが、どう使いこなして良いのか、全くわからなかった。

 

そもそもRCIは、当時ほとんどのFX会社で搭載されておらず、スマホアプリに入っている業者は数えるほどしかなかった。

 

RCIの使い方を発見する。

 

その頃のおばらっちさんのMT4でのRCIの使い方はシンプルだった。

ドル円の1分か5分足で上昇トレンドが出ている最中に、RCI9が一度、マイナス圏のボトム近辺まで下落し、鋭く切り替えしたタイミングでエントリーするものだった。

その間、26と52が必ず天井で張り付いており+80%以上を維持するのがエントリー条件だった。

 

なので、瞬間的にRCI9が下落して下ヒゲ付けて戻してくる浅い押し目のタイミングに限定したトレードとなっていた。

これはチャンスが少ないものの、本当にワークする手法だった。

 

さっそく帰って試しにテスターをかけて何度も練習をした覚えがある。

MT4用に頂いたRCIのインジケーターを入れて繰り返しテストしたのだ。

 

今はFXトレードフィナンシャルで口座開設さえすれれば、デフォルトで搭載されているので非常に便利だ。

 

当時はこうやって自分で探してインジを入れて、テスト具合をトレーダー仲間と会話をよくしていたものだった。

 

 

何度かRCIをテストしているうちに、スイングトレードのエントリータイミングがいくつかのパターンに類似することがわかった。

 

だいたい4パターンぐらいに集約されてくる。

 

特に大きく伸びるかもしれないと考えて勝負するトレンド発生の入り口でRCIがその形状になれば確率がグっとあがる。

 

それがいつもブログで紹介している、RCI26と52の位置だ。

 

それぞれ、±80%ラインと±0%付近を上抜けたり、下抜けたりするタイミングでトレンドが加速する傾向があることを覚えた。

 

そしてさらに、RCI26と52の条件が重なるとさらに強い効果を発揮することに気づいた。

 

【参考】ひろぴー流RCIの使い方

 

これがまた不思議なもので、この2つが重なりやすいタイミングは、大きなトレンド発生後、市場のポジションが偏りきった後の反転相場であることが多い。

 

これをよく調整波トレードと日々ブログで口にしているトレードの一つだ。

最もFXでは定石トレードだと考えている。

 

エリオット波動で言えば、C波だけを取りに行く独特の手法であるかもしれない。

 

【参考】エリオット波動トレード

 

現在でもメイントレードとなっているこのRCIでタイミングを取ってエントリーする調整波トレードがある。

 

このタイミングが最もイージーなトレンドを発生させて、且つ含み益を伸ばしやすい期間でもあるため、非常に重宝しているトレード手法だ。

 

押し目買い、戻り売りしかしないやつは中々勝てない。

 

当然のことかもしれないが、トレードはエントリーとエグジット、両方成功させないとまともな利益が残らない。

 

何度もテストしていくうちにわかっていくのだが、

 

・引きつけてエントリーできた=いい押し目ポイントでエントリーできた。

 

→ みんなも押し目を拾えているので、後々利食い圧力が強まって思うように含み益が伸びない。

 

・ブレイクアウトなど一直線で伸びている飛びつき買いだと失敗することが多いが、さらに上値を伸ばした後、その勢いが継続するため、含み益が短時間で増える。

 

→利食いが比較的楽になる。

 

つまり、安全をみたエントリーをすると後々利食いが難しくなりやすく、危険を冒してでも勝負にいったあとに含み益獲得に成功すると、後々利食いがイージーになりやすいことに気づいたのである。

 

実はこの点、殆どの人が気づいていないと思う。

 

ある程度の経験を積んだトレーダーなら、誰もが押し目買いや戻り売りをするは当たり前だ。

 

これは安全をみたトレーダーとしての行動でもある。

 

しかし、押し目があるということは自分だけでなく、みんながその一定の期間、押し目買いを出来たということになるのではないだろうか?

 

ならば同じ方向でエントリーされてしまうと、彼らが利食いのライバルとなるため、中々思う方向に伸びてくれなくなる。

 

彼らの利食いはそれぞれだからだ。

 

【参考】押し目買い戻り売りは利食いの難易度が上がる?

 

実は押し目買い戻り売りだとしても、高値づかみや突っ込み売りでもそれぞれ良し悪しがあり、危険度はあまり変わらないのではないかと考え始めた。

 

要するに、押し目買い戻り売りでエントリーしたトレードは、比較的利食いを小まめに入れること。

 

逆にブレイクアウトで成功したトレードはさらに積み増しをしたり、含み益を徹底的に引っ張ったりする、このようにトレードを日々使い分けできるようになった。

 

これがトレードがさらに上達したきっかけの一つだったと思う。

 

よく「メンタルがーーw」とか、「握力がーw」とか言ってお嘆きの方はいらっしゃるが、そういう方は今一度思い返してほしい。

 

いつも押し目買いと戻り売りばかりしていないか?っと。

 

利食いが下手であったり、メンタルが弱いわけでもないはずだ。

これが「安全なエントリーに潜む罠」だ。

 

心あたりある方は、ぜひ自分のトレードについて一度考え直して頂ければと思う。

少なくとも利食い失敗に嘆くことは少なくなるはずだ。

 

【軌跡3】⇛coming soon!

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ひろぴー