ひろぴー流!FXで勝つための4つの取組

CXR投資チャンネルで1万8,000回再生された「ひろぴーが勝つために行った4つのノウハウ」動画があります。(2021年10時点)

この動画では、専業トレーダーをやっていたひろぴー(現CXRエンジニアリング代表)が会社員時代に試行錯誤を繰り返しながら、勝てるトレーダーになるまでにやったことを具体的な体験談を交えて説明しています。

誰でもできる4つのことをお話していますので、是非動画をご覧ください。
動画は21分ありますので、テキストでサクッと内容を知りたい方は、ここから読み進めていってもらえればと思います。

【この記事で伝えたいこと】

FXで伸び悩んでいる人が何をすれば勝てるようになるのか、ひろぴーの実体験をヒントになる

ひろぴーも最初から勝てたわけではない

FXを始めたのは、2010年にですが、最初から常勝だったわけではありません。
当時は、ボリンジャーバンドを用いて、±2σにタッチしたら無限にナンピンしていく逆張り手法で取引していました。
しかし途中で間違った設定には気付いたものの、80万円あった資金は結局は11万円にまで減ってしまいました。

勝つためにした4つのトレード改善策

そこでひろぴーは、現状のトレードを改善するために、4つの取組をしました。

  1. 取引スタイルの変更(デイトレード→スイングトレード)
  2. 取引回数を減らす
  3. エントリーの価格を1pips節約する
  4. トレードノートを付ける

改善1:取引スタイルの変更(デイトレード→スイングトレード)

負けている時はスキャルピングやデイトレードと、短い時間軸で取引していました。
それがひろぴーにとっては合わないと判断し、今と同じスイングトレードに移行しました。

最初は、週足で取引していたようですが、日足→4時間足と徐々に時間軸を狭めていきました。
1時間足は自分のライフスタイルに合わなかったため、サラリーマンに適した4時間足から上の時間軸でのトレードを、最終的に採用したようです。

改善2:取引回数を減らす

当時、ひろぴーは月に200回ほど取引を行っていましたが、100回ほどに減らしました。

しかしながら、負けトレードの方が多かったため、資産は減る一方です。
極論を言えば、トレードをしない方が良いわけですが、より損失が大きい取引を行わないようにすることで、当然、損失額は減少します。

そのことに目を付け、まずは月に200回程度だった取引を100回程度に減らすことにしました。
このことにより、損失が300pips以上は減らなくなったそうです。

つまり、取引を厳選することが勝つために重要だということになります。

改善3:エントリーの価格を1pips節約する

成行注文から指値注文に変え、全エントリーを1pipsシビアにセットするようにしました。

みなさんは、取引をするときに、成行注文と指値注文のどちらが多いでしょうか?
短期売買になればなるほど、成行注文の比率が多くなってくるのではないでしょうか。

取引回数を減らしたことで、今すぐに買わなくても、数銭待てる取引が増えてきました。
当時の月間取引量は、50~100回。仮に、1銭安く買い、高く売ることができれば、50銭の節約=利益になることに気が付きました。

そこで、例えばドル円を買う時に成行注文は禁止し、いつもより1銭下に指値を置くことにしたのです。
こうすることで、勝ちは1pips増え、負けは1pips減少することにつながりました。

このことにより、損失が大きく減り、収益がほぼトントンになったそうです。

改善4:「トレードノート」をつける

トレーダーによって様々なノートのつけ方があって、始めようと思っても、どのように記録していいか分からないですよね。
さらに、ノートをトレード毎に付け続けることの難しさもあります。

ひろぴーがどのようなトレードノートを書いていたか、紹介したいと思います。

まずは、チャートを白黒で印刷します。
次に、取引を行ったエントリーをした場所と、決済した場所に〇をつけて、トレード日記のように記録しておきます。
そして、土曜日にその週の全てのトレード日記を見直していきます。
そうすると、全トレードの8割くらいは意味不明なエントリーだったことに気が付いたそうです。

トレード回数の見直しや、ここでポジションを持つのはおかしい、方向性は合っているが指値の位置が甘かったなどの反省を行いました。
ひろぴーはこうした丁寧な見直しをすると、当時行っていた1か月100回の取引を記録することを、面倒だと感じ始めます
そこで継続するためにも、取引回数を50回にまで減らしました。

そうするとさらに無駄な取引が減り、大きな損失が無くなったそうです。

+α:大相場を取る

トレードで資産を大幅に増やすためには、いかに大相場を取れるかが重要になってきます。
年に1度は必ずどこかの相場で大相場が来るそうです。

ファンダメンタルズ分析と適切なチャート分析をすることで、そういった大相場でしっかりと利益を上げることが出来ました。

もちろんレバレッジを10倍20倍にして運用していれば、ものすごく儲けることが出来たのかもしれませんが、その後の相場で大失敗するリスクも計り知れません。
なのでルール通りレバレッジを増やさずに低レバレッジでトレード出来たのは良かったと語っています。

取引を大きく徹底的に変え、相場に真摯に向き合った結果、アベノミクスやビットコインの大相場に乗ることが出来、資産を増やすことに成功しました。
大相場に乗るためには世界のマーケットを読まなければなりませんが、それが一番分かるのが為替動向で、そういう意味でもFXをやってよかったとひろぴーは発言しています。

ひろぴーが初心者トレーダーたっだ頃

今では、数億円の資産を稼ぎ、ラジオ日経やZAIなどの多数のメディアにも出演するひろぴー。
FXを始めたのは、2010年にですが、最初から勝ちまくっていたわけではありません。

初期のトレードスタイルは……

始めたての頃は、リーマンショック後の影響でとにかく為替が動きました。
通貨ペアは、ドル円、ユーロドル、原油で、資金は60万円。
雇用統計やGDPなど、様々な経済指標の発表直後に飛び乗る取引で、スキャルピングのようなトレードスタイルだったようです。
そして普段は、ボリンジャーバンドを用いて、±2σにタッチしたら無限にナンピンしていく逆張り手法で取引していました。

それだけでも危険な匂いがしますが、さらにひろぴーはボリンジャーバンドの設定方法がわからず、1σで逆張りをしていたそうです。考えただけでも恐ろしいですよね。
途中で間違った設定には気付き、一時的に80万円までは増えたものの、結局は11万円にまで減ってしまいました。

勉強を始めて、トレードレベルが上昇

涙を拭いながら向かった先は、三省堂書店。
投資関連の本を5冊購入し、徹底的に読み返しました
その後、本で知識を蓄えながら、10万円を20万円に増やす練習をしたそうです。

こうした試行錯誤を繰り返しながら、2013年には安定的に勝てるトレーダーになりました。
この期間にやったことは、徹底して取引を見直したことです。
凄い売買手法を見つけたり、凄腕の師匠がいたりしたわけではありません。

「取引を見直す」という“誰にでもできる”ことを徹底して行ったということで、これを読んでくれているほとんどの方も真似できることだと思います。

まとめ

最後にこの動画のポイントをまとめてみました。

  1. 自分の性格やライフスタイルに合った取引スタイル(スイングトレード)に変更
  2. 取引を厳選し、取引回数を減らす
  3. 成行注文から指値注文に変更、エントリーを1pipsでも見直すことで大きく損失を減らした
  4. トレードノートをつけることで、トレードの質向上と取引回数をより厳選した。

トレーダーで利益をあげたい方はぜひ上記4つのことを意識して、徐々に負けを減らし勝ちを増やせるように頑張っていきましょう。

ひろぴー