EUR/USD 月足トレンドラインタッチ、下目線も反発には注意 12月10日

こんにちは、CXR見習いトレーダーの宮本です。 TradingViewアカウント(@miyamto)で定期的にアイディアを投稿しています。

今日はユーロドル(EUR/USD)の相場分析をご紹介したいと思います。

大きな流れとしては、ドル高ユーロ安ですが、どのようなショート戦略が望ましいか悩みどころです。

来週はFOMCやECB理事会など各国イベントがてんこ盛りです。

ユーロドルのこれまでの流れを振り返りながら、相場分析と今後の戦略を考えていきたいと思います。

ユーロドル(EUR/USD)のこれまでの流れ

ユーロドルはコロナショック時に乱高下を繰り返しながら三角持ち合いを形成した後、2021年の年明けまで強烈な上昇トレンドを形成しました。

その後、深い調整を経て再び上昇しましたが、高値更新は出来ず下落しました。

1.175、1.16いずれのサポートラインも下抜け、週足で綺麗なダブルトップが完成しました。

下抜けブレイクアウト後は急落し、1.12で反発。現在は揉み合っております。

月足からチャート分析をしていきます。

月足トレンドラインがサポートに?

EURUSD 月足
EURUSD 月足

ユーロドルの月足です。

月足のトレンドラインで反発したので、直近での上昇と今後もサポートとして機能する可能性があります。よって現在の価格帯でのショートは危険だと考えております。

チャートをご覧ください。

2008年の最高値(1.60)から引いた右肩下がりのトレンドラインを引くことが出来ます。
長年レジスタンスとして機能していて、過去に4回も反応していることが分かります。
昨年の急上昇でブレイクアウトしましたが、ファーストブレイク後のリターンムーブの際にはサポートとして機能しました。
ここまで綺麗に何度も反応しているので、かなり多くのプレイヤーがこのトレンドラインを引いていると考えられます。

そして今回の下落でも、1.12という節目ではあるものの、綺麗に反応しました。
このことから、ここ最近の下落幅も考えると、大きな流れでは下目線ですが、一旦の上昇も考えることが出来ます。
今後もサポートとして壁となる可能性があるので、頭に入れておきたいと思います。

下降平行チャネルの下半分

EURUSD 日足
EURUSD 日足

続いて日足です。

月足分析ではトレンドラインを根拠に現価格帯でのショートは危険だと判断しました。

日足を分析しても、やはり同じことが言えます
戻り高値を結んだ下降平行チャネル下限で反発し、平行チャネルの下半分に位置しているので売るには安すぎるのかなと思います。

さらに来週は、FOMCやECB理事会など大きなイベントが控えているので、15日までは大きな値動きはないと考えます。
ですので現時点では、下降平行チャネル上限での売り以外はエントリーを控えようと思います。

まとめ

  • ドル高ユーロ安が大きな流れ
  • 月足トレンドラインに注意
  • 平行チャネルも下半分に位置
  • 来週はFOMC、ECB理事会と大きなイベントが続く
  • 上記3つの理由で元価格帯でのショートはしない

 

 

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