「Trading View」の無料版と有料版を比較!何が違うの?

これまでに「Trading View(トレーディングビュー)」の使い方を紹介しましたが、無料でも十分にテクニカル分析に活用できます。

一方で気に入ったチャートを複数保存したい、複数のチャートを同時に表示したいなど、さらに自分の投資パフォーマンスの向上には有料登録が必要となります。

今回は有料プランによってどのような部分が使えるようになるのか解説していきたいと思います。

 

■3つの有料プラン

(出典:Trading View)

有料プランには「PRO」「PRO+」「PREMIUM」の3種類があり、それぞれ料金と有効にできる機能の数が違います。

登録には月次、1年、2年の支払いパターンがあります。画像は月次ごとに支払う金額です。

 

■プランごとに使える機能を見る

それでは公式の画像を見ながらプランごとに使える機能を比較してみましょう。

画像の右側のマークはBASIC(無料)、PRO、PRO+、PREMIUMです。利用できる機能にはチェックマーク、利用不可にはバツ印がついています。

・広告表示

(出典:Trading View)

まずは広告表示についてです。有料会員は広告がチャートとソーシャルページの広告をオフにできます。

無料でもチャートが少し見づらくなるくらいで、あまり気にならないのではないでしょうか。

 

・チャートの表示、保存数など

(出典:Trading View)

次は分析において重要なチャート部分です。

複数のチャートを表示、保存するにはPRO、PRO+になるにつれて数が増えていきます。

PREMIUM会員になると無制限で保存可能になります。

カスタム時間足、イントラデイや練行足、カスタムレンジバーなどは有料会員のみに限定されています。

シンボル比較やスマート描画ツール、カスタマイズ可能な12種類のチャートタイプは無料有料問わずに利用できます。

プロの投資家みたいなチャート分析をしたいのなら有料会員にしたほうが良いと思います。

 

・インジケーター

(出典:Trading View)

インジケーターです。

Trading Viewには100種類以上の内臓インジケーターと8000以上のコミュニティ提供のインジケーターがありますが、無料有料のどちらでもすべて使用できます。

一方で有料のほうがより高度な活用が可能となります。

 

・アラート

(出典:Trading View)

設定した条件に応じて通知してくれるアラート機能です。

期限の長さや通知数は有料プランが多いですが、アラート機能はどのプランでも利用可能です。

 

・アルゴリズム

(出典:Trading View)

アルゴリズムは有料無料関係ないようです。

 

・スクリーナー

(出典:Trading View)

スクリーナーの自動更新やエクスポート機能は有料利用者のみとなります。また、時間足も無料利用者は一部しか使用できません。

 

・データ

(出典:Trading View)

経済データや企業の収益、配当などの分析に必要不可欠なものについてはプランに関係なく利用できます。

リアルタイムデータの購入や時間外取引などは有料プランのみとなっています。

 

・SNS

(出典:Trading View)

動画アイデアを見ることや自身で作成したアイデアの公開は無料で可能です。

有料プランでもチャートの改良はPRO+、他ユーザーが作成したインジケーターはPREMIUMしか使えません。

 

・トレーディング

(出典:Trading View)

トレーディングビューでは連携している証券会社で実際の取引や実資金を使わないデモトレードも可能です。

この機能はトレーディングビューに登録かつ提携している証券会社に口座を持っていれば誰でも可能です。

 

・その他機能

(出典:Trading View)

各種経済指標や各国の発表イベントのカレンダーも誰でも閲覧可能です。

ウォッチリストやシンボルの色などの数を増やすためには有料になる必要があります。

 

・サポート

(出典:Trading View)

顧客サポートは有料会員のみとなっています。PREMIUM登録者は再優先のようです。

 

■まとめ

無料登録でもテクニカル分析に必要なツールやアイデア機能は使えるので投資を始めたばかりの初心者やチャートやファンダを自分独自の視点から分析できる中級者でもBASICでも十分だと思います。

もっと高度に分析をしたい、他のトレーダーの情報を参考にしたいと考えるのなら自分への投資と考えて、有料登録するのも良いと思います。

ただし、自分の目的に合ったプランを選ぶことが投資パフォーマンスを向上させる上で重要になるでしょう。