トランプ大統領の発言に市場がそこまで反応しにくくなってきたように思えます。
ドル円は111円前後でクローズ。先週の米国のGDPは市場予想を少し下回る前年同期比で+4.1%に。ただ個人消費は予想3.0%に対して4.0%出ました。
これは非常に良好な数字です。
日本では考えられないほどの高成長を米国は達成しています。日米の差はもどんどん開いているのが現状です。
また先週はトランプ大統領とEUのユンケル委員長の会談があり、EUとの貿易問題は回避されました。市場が恐れていたよりも穏やかな結果となりまして、少し拍子抜けです。
そして日銀へ。
政策の変更はないと思われますが、次の日米貿易問題に焦点が移ります。トランプ大統領がどういった態度で出てくるかは依然読めません。
米国に対して少し配慮するために、多少の円高政策になるような方向に仕向けるのではないかといった内容が一般的な見方になってきているように思えます。
とはいっても日本は米国貿易赤字の3位の国です。
メキシコペソの通貨安から昨年の米国の対赤字貿易国は、中国、メキシコ、日本、ドイツという順番でした。
メキシコと日本の貿易赤字はほとんど変わらないのですが、中国はメキシコ・日本と比較して5倍以上にあたる、3700億ドルになります。
こうした面をみると、ぶっちぎりで中国との貿易赤字比率が多いことから、風当たりは比較的弱いのかな?とさえ思います。
31日の日銀次第ですが、大した反応がなければ、そこは少し買い場になるかもしれません。
結局レンジ相場になり、そして8月相場へ。月足で陽線が出始めたらコツコツ売りトレードをしていく予定です。
ドル円日足チャート
ドル円日足ですが、移動平均線が集合を始めており、まだトレンドを発生させるようなタイミングではないように思えます。
じわじわ上がるか、下がるかのレンジ相場で8月は終えるのではないでしょうか。
ただし、RCIの形状からするとRCI26も52も高い水準で位置しています。
RCI26が+80%圏から下降しはじめておりますので、少しずつ下値を切り下げていくのかな?っといった感じです。
裁量で勝負!っといった局面ではないでしょう。
日銀を終えた数日後からドル円の戻り売り戦略を開始したいと思います。週末ぐらいからでしょうか?
たぶんレンジ相場が濃厚ですので、リピート系注文が活躍しそうです。
下記、宣伝にもなりますが、FXブロードネットのトラッキングトレードやMT4のインジケータや自動売買を販売しているショップでリピート系の注文を稼働させるほうが得策なのではないでしょうか。
この夏休みはそのような流れで戦略を建てていきたいと考えています。やはり夏休みは高金利通貨が下落しますからね・・・。
8月末から9月のFOMCに向けてドル円の買いポジション構築を模索していきたいと思っております。
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