カタールの断交は長引かせる前提なのか?

原油価格が今までのように強い上昇を見せる動きが全くありません。

こんばんわ、ひろぴーです。

底堅くなってきたものの、これ本当に回復するのか?っとツッコミどころ満載な気がしてきました。

先ほどロイターを読んでいたら、こんな記事を見つけました。

要約すると、断交を発表した4か国はカタールに国交回復のための要望書を送付したようです。

しかし、その内容には賠償支払いやアルジャジーラの閉鎖など、耐えがたい仕打ちを含む要望13項に分かれているようです。

これを全て受け入れるならばカタール経済は崩壊すると思われますし、それ以上に「拒否されることを前提」に作られているように感じるとコラムニストが論じておりました。

イランとの天然ガス田の共有もあれば、トルコとの軍事関係断絶など、超無理難題を押し付けているようです。

報復措置としてカタールがUAE向けの天然ガスの供給をストップした場合、リスクオフ相場がスタートかもしれません。

今、ボールはカタール側にあると思われます。

この要望書の回答は10日以内と期限付きのようで到底Yesで答えられるわけないと思われます。

ISの軍事拠点はカタールにありますし、米国が中東から手を引くチャンスでもあるわけです。

そうなれば、非常に混沌とした新たな地政学リスクが生まれるのではないでしょうか。

先週の志摩さんのメルマガには一部のヘッジファンドが米国の長期国債の短期プットオプションを大量に買っていると配信がありました。

こういった内容を先回りして情報を得ていたのかもしれません。

やはりこの夏から秋にかけては大きく下落するポテンシャルを秘めているのではないでしょうか。

中東のこの問題は新しいリスク要因で全く以って織り込まれておりません。

トレンドが発生し始めたら比較的強い流れになると考えております。そもそも原油価格が軟調に推移をすれば、世界的に利上げの雰囲気が丸つぶれですからね。

 

ドル円チャート

USDJPY-cdH4出所:FXTF MT4 ドル円チャート  RCI使い方 詳細ページへ

ドル円4時間足です。土曜日の記事にドル円は一部ポジションを縮小してショートを逃げたいと書かせて頂いておりましたが、結局逃げるタイミングがありませんでした^p^;

111円前後で一度利切りしたかったのですが、叶わずです。

仕方ないので、当初通り売り増しをしたいと思います。111.95で指値を少額指しました。

日足ベースでは上昇しそうな形状をはじめております。

ただどうしてもポジションの傾き的にもファンダメンタルズ的にも伸びるようには感じられません。

本日のラジオ日経トレードパーティでは、「ディープサブプライムローン」という言葉が出てきました。

米国の貧困層の自動車ローンの延滞率が上昇をはじめているそうです。

そしてやはりこれもCDOなどのパッケージ化をして販売をしていたようで、米国の金融市場も着々とドミノ倒しの準備はできているように感じられます。

また先週金曜日に発表された米国の住宅価格は前年同月比で+16.8%と驚異的な数字をたたき出したようです。

さすがにそれは・・・・。

政策金利引き上げ前の駆け込み需要と言いたいところですが、結局ローンを変動金利で借り入れしている国民が大半でしょうから、駆け込み需要のクソもありません。

確実におかしな方向に進んでいるように感じ始めました。

さらに新興国の民間債務は2007年のリーマンショック前の275%だったものが、2017年現在には300%を超える状態にまでもなっているようで、世界のそれぞれの地域や国で不均衡が進んでいるようです。

まだ大きなポジションを取りに行くわけではありませんが、あきらかにどこかのタイミングでバランスを崩す要素が多く存在するのではないでしょうか。

引き続きドル円の売りを継続したいと思います。

日経先物もショートを始めております。

 

持越しポジション

ドル円、日経ショート(引き続き。)

豪ドルNZロング(只今迷走中のポジ^p^;)

ポンドドルは明日書くかもしれませんが、1.2675ぐらいに打診買いの指値をセットしておこうと思います。

 

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ひろぴー

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