目次
エリオット波動2回目
前回の記事は如何でしたでしょうか?
チャートの波動は欲と欲のぶつかり合いです。
波動をキッチリと読み取り、対人戦を意識しなければなりません。それが伝われば非常にうれしく思います。
少なくとも読者である方々には、そうあってほしいと思います。
ドル円4時間足・エリット形状チャート
ブログ更新時のドル円4時間足チャートです。
これがエリオット波動です。
大体参考に添付したキャプチャのような形状を綺麗に描きます。
今は、b波⇒c波の途中でしょうか?
もう一段下げでc波が来ておしまいかもしれません。
基本、どんな相場、どのような通貨ペアだったとしても、このような波動で相場は動きます。
この波動を基本に、ファンダメンタルズ分析と独自のテクニカルチャートを合わせてトレードをすることを僕は心掛けております。
波動というのは、市場参加者の欲をそのまま鏡のように映しだしたチャートです。ドル円をここ数日たくさんトレードされた方々は、よくご理解いただけると思います。
勝てた方も簡単に勝てた相場ではないと思います。ちょっとエントリーがブレていたらおそらく失点していたと思います。
難しい相場だったと思います。
ただ、それでも、普通の相場でしょう(笑) 後から見直せば、最もポピュラーな形状だったと思うはずです。
ほんと、相場というものは意地悪ですね(笑)
SMAチャートを実践するタイミング
さて、僕はSMAトレードを実践するタイミングです。
主に、エリオット波動の相場の1サイクルがこのような形状になるとお話しました。
どの時間足を採用してもこういった波動になることが多いです。
で、その波動でいうと緑色で囲ったポイントに御注目ください。
3つの緑の四角です。基本的には押し目や戻り目を狙うトレードがワークする期間にSMAトレードを採用しております。
ようやく、このトレードタイミングで対等に戦える瞬間がやってくるわけです。そのほかのスパン(1波~2波や4波、a波など。)でトレードしても全く使えません。
ってか、勝てません(笑)
ファンダやポジションの傾きなど、バランスが悪いことが多いからです。
今日に限っては、別にドル円(最初の4時間足チャート)をショートしても良かったのですが、条件の整いが少なかったので見送っておりました。
テクニカル的にトレードチャンスは10回あるならば、自分の思惑通りテクニカル分析でタイミングが来たとしてもエントリーできるのは4~5割ぐらいです。
それほど見逃せますし、それぐらい見逃してやってください。これ以上やるとパンクします。
どこかのタイミングで調子が狂うので、連続してやるよりは、1~2テンポぐらい感覚を空けてトレードすることをおすすめ致します。
ちょっと話が脱線しましたが、SMAトレードのタイミングはどういったときか?っというご質問はこのような局面で採用することが多いです。
DMAトレード局面
さて、お待ちかね、調整波トレードのタイミングです。
紫色の四角ポイントです。
特にb波が終わってc波に移行するポイントですね。
この局面では、自然と、移動平均線がそれぞれデッドクロスして短期と中期線などが入れ替わってサポートになったり、トレンドラインを引いてみると、そのブレイク後のローソク足の戻りポイントが、トレンドラインのレジスタンスラインになっていたり、そういったタイミングになりやすいです。
また一目均衡表の雲がねじれていたり、先行スパン1と2が上手くデッドクロスして反転していたりと、本当に色々なテクニカル分析でも節目になりやすいポイントです。
僕はこのタイミングが最も勝ちやすいような気がして一生懸命研究してきました。
DMAトレードの真骨頂です。当たれば、ローソク足の押し目や戻り目をしっかりと的確に的中させることができます。そしてトレードの基本である、損小利大が非常に狙いやすいポイントであるからです。
この条件は大きなトレンド後、であることが非常に重要です。
しっかりと見極めて、例えば上昇トレンドならば、市場参加者やアナリストらが基本押し目買いばかり口々に発してきた場合。(自分も含めて!(笑)ここ重要!!)
または下落トレンドならば、基本戻り売りを口々に言い始めたタイミングです。
このタイミングが最もグッドポイントです。そのあたりから相場というものは反転するのがつきものです。
これが聞いてもなかなかわからないのですが、DMAチャートを使えるようになると、いち早くその反転がわかるようになります。
相場の節目を読めるようになると、本来失点していたポイントが防げ、そして得点できるトレードポイントになりますので、目には見えない勝利のポイントが非常につまっております。
スラムダンクではないですが、バスケットボールの試合はオフェンスリバウンドを取った回数が多ければ多いほど得点に結びつきます。
本来、ディフェンスリバウンドが取られてゴールを決められる-2点だったところが、⇒再度オフェンスのチャンスとなり、得点を決められることができれば、+2点になります。
よって、+4点分の働きということですね。
相場でも大いにこの理論が通じる点がございます。
この考え方が年間収益にしますと、非常に大きく、そして見えない収益が生まれております。是非とも意識して頂けたらと思います。圧倒的にトレードレベルが向上するはずです。
また話が少し脱線しましたが、DMAチャートを採用するタイミングは上記のキャプチャタイミングで多用することが多いです。
トレンドの反転の初動~反転トレンドが程よく伸びたぐらいまでを取りに行くといったトレード方法です。
ご興味ありましたら、ぜひ、DMAチャートの使い分けをできるようになって頂ければと思います。
かなりざっとですが、僕のSMAトレードとDMAトレードのチャート採用タイミングをご紹介しました。
DMAチャートはチャンスこそ少ないのですが、一番失点を抑えて、そして収益を無難にプラスに持っていけるタームですので、本当に重宝します。
これが僕の進める、調整波トレードです。
まとめ
以上、2回にわたってご紹介する、エリオット波動理論をベースに、テクニカルチャートの使い分けをご紹介しました。
このような理由で、僕はSMAチャートとDMAチャートを使い分けております。
なかなか1枚のチャートのみで、どんな相場でも対応できるチャートいうのは存在しません。1枚で勝負したければよりシンプルにする必要があるからです。
その場合はローソク足のみトレードや移動平均線1本のみ、っというトレードになってしまいます。(ローソク足だけのトレードも僕はやりますが・・・。)
それはさすがに皆さんも大半は気が引けるでしょう。ですから、ぜひチャートを使い分けできるようになって頂きたいと思います。
そして相場の波を感じ取れるようになってくださいね!
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