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こんにちは、CXRのゆかてぃんです。
TradingViewで定期的にアイデア投稿をしております。(アカウント@yukatin-manはこちら)
今回は米ドル/円のチャート分析です。
年明けから順調に値を伸ばし、去年の高値を超えて116円をタッチに来ました。
2017年頃から115円付近のラインを週足のローソク足の実線で大きく上抜けたことがなかったのですが、先月の前半から上昇してきて、実線レベルで上抜けしそうな勢いです。
今回の米ドル/円の上昇の要因などテクニカル面とファンダメンタルズ面の両面からアプローチしてまいります。
そしてこれからの戦略をお話ししていきたいと思います。
目次
年明けからリスクオン?ドル円を持ち上げた円
1月3日からじわじわとドル円は上昇をしていましたが、1月4日に終値が106円を越えました。
このドル円の上昇要因としては、年末年始の出来高の薄いところから、年明け一気にリスクオンに傾いて、円が売られました。
一方のドルかはというとドルインデックスを見ると売られていないのが分かります。
DXY 日足
その理由としては、3月のFOMCの利上げ予想が織り込まれており、やはり売りよりも買いが無難なところで、ドルは少し買われ、円がよく売られたことによりドル円は上昇に傾いたのかなと思っています。
また、ドルインデックスの日足を見てもらうと、現在のレートは月足レベルで引いた赤色の三角保合の上限付近にあり、現在緑色のフィボナッチリトレースメントの50%のレベルである96ドルがサポートされています。
現地点ではドルは底堅く、かといって上値も三角保合の上限が狭まってきており、上限タッチを目指すとすれば、97ドル付近が天井かなと思っているので、96~97ドルのレンジでなかなか身動きのとりづらいのがドルなのかなと思っています。
ここからのドル円ですが、特に利上げが期待されている3月のFOMCまでの相場と、それ以降の相場ではガラッと雰囲気が変わるのではと思っております。
ドル円ここから2~3か月の動き
USDJPY 週足
これからのドル円ですが、テクニカル分析で見ていくと、まず次の節目は直近高値が118円付近と見ています。
ただ、前回の高値では118円にヒゲでは到達しているものの、実線では117.332円で終えているので、ここを完全に突破するのは難しいかなと思っています。
3月のFOMCに向けて、もしインフレ率も高止まりもしくは更新していき、雇用統計などの数字が悪くなることがなければ、これから目指していくレートとしては117円後半も無理はないかなと思っています。
そうなれば利上げが開始されるまでの間、つまりここ2~3か月の間は、ドルインデックスもドル円も、この天井圏をキープするんじゃないかなと思っています。
コロナ急拡大に要注意
ここまでは順調に行けば、の話でしたが、現在オミクロン株の拡大でアメリカのコロナ感染者数が、これまでで最も多かった2021年12月30日の59万人を超えて、108万人と過去最多を更新しました。
あまり大きなニュースになっていないような感じもするのですが、一応頭に入れておいた方がよさそうかなと思います。
もしも再度ロックダウンなどで失業率が上昇したり、経済が止まるようなことがあれば、ボラティリティの高い展開にもなりえることも想定していた方がよさそうです。
利上げ後のドル円相場と戦略
もし予想通りに3月に利上げになった場合は、まずドルはチャートから見ても落ちてくるのかなと思っており、セルザファクトの動き+テクニカル分析でみたドル売りで、3月以降くらいからはやはりドル売りじゃないかなと思っています。
そのため、ここからは積極的にドル円を買っていこうとは思っておらず、高値を見極めながら長期的な売りを狙いたいと思います。
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