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目次
RCIとは
テクニカルチャートのひとつで、トレンドの勢いを計るテクニカル指標です。日本語に訳すと「順位相関指数」になります。3本の線で基本的に成立つRCIは、短期、中期、長期を示し、それぞれトレンドの勢いを主に推し量るラインになります。
そしてRCIは、ある一定の期間、為替レートの勢いを-100%から+100%(-1.0~+1.0)を中心に、レンジとして数値化したものです。横軸(時間軸)と縦軸(プライス)に順位をつけて、計算されたものになっております。
例えば、日足ならば、日付けが経過するにつれて為替レートが上昇している=「上昇トレンド」といった時間経過と為替レートの相関関係を計算して表します。
一般的には買われ過ぎ・売られ過ぎを示すオシレーターとして紹介されていることが多いようです。
今回のRCI4LINESでは、これら4つのメジャーな数値を採用しています。
- 短期:RCI7
- 短期:RCI9
- 中期:RCI26
- 長期:RCI52
RCI4LINESで出来ること
- RCIを順張りトレンド中の押し目や戻り目で使う
- 大きなトレンドから反転する調整相場で使う
- 利食いの制度を向上させたり、無用なエントリーを見送るための判断力を養う
RCIの弱点
- レンジ相場では使い物にならない
- 逆に強烈すぎる上昇トレンド、または下落トレンド中も意外と使い物にならない (※RCI9ぐらいしか信頼できない)
RCI9の使い方①(RCI7)
📝RCI9はエントリータイミングを模索する際に、最も使う頻度が高いライン
👉特徴:ストキャスティクスに次いで値動きが良い
📈上昇トレンド中に下落する→小さな押し目
📉下落トレンド中に上昇する→小さな戻り
RCI9の使い方②
👉上向きは上昇局面、下向きは下落局面、順張り
✅週足や日足はRCI9の向きを考慮したほうが良い
✅鋭角に動き出したRCI9 + 長めのローソク足出現=順張りが効果的
📝RCI9が過剰に反応し大きく戻していても、相場はあまり戻していないこともしばしばある
RCI26の使い方
📝26中期的な流れを捉えるのには非常に優秀
7や9が落ち目や戻り売りの調整局面を捉える指標とする一方で、26はトレンドの方向性を計ることができます。
👉RCI26線が上向き且つ、プラス圏で推移
⇒強気の買い目線
👉RCI26線が下向き且つ、マイナス圏で推移
⇒弱気の売り目線
✅時間軸:1時間足、4時間足、日足
✅デイトレードや2,3日スパンのスイングトレードに有効
RCI26のダイバージェンス
📝強い相場はRCIでもMACDでもダイバージェンスが発生
👉トレンドが成熟する直前であることが多い
✅反転を狙う or ポジションの決済
RCI52の基本と使い方
📝長期的な流れを見る指標
52は26の倍数ですから、さらに長いトレンドを計ることができます。例えば、3回の押し目を挟みながら上昇するトレンドでは、26で本格的な上昇トレンドの開始を把握。その軽い押し目で7や9を見ます。52が下向いた時にはそのトレンドが終了したと判断するなどです。
👉動きは緩慢、順張りで使う
✅±0.9圏内に突入していたある一定の期間があり、そこから脱して±0.8圏を抜けてくるポイントで使う
✅ヘッド&ショルダーやダブルトップ、ダブルボトムなどが出現し、相場が反転を始めていると、なお望ましい