GBPUSD ドル安のタイミングを見計りながらロングを狙いたい 1月31日

こんにちは、CXRのゆかてぃんです。

TradingViewで定期的にアイデア投稿をしております。(アカウント@yukatin-manはこちら)

今回は英ポンド/米ドルのチャート分析です。

先週はFOMCの結果から思ったよりタカ派だったことからドルが大きく買われました。それを受けて英ポンド/米ドルも下落しました。ただ、ドルに関してもう一段上昇があり得ると12月21日に軽く書かせて頂いておりましたが、FOMCがきっかけとなりました。

今後の英ポンド/米ドルの動向をファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面からを分析してまいります。
そしてこれからの戦略をお話ししていきたいと思います。

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反落しているポンドドル

GBPUSD 2時間足

12月のBOE政策金利を皮切りに上昇したポンドドルですが、黄色の下降チャネルに回帰しました。

ポンドドルの上昇にはポンド高だけではなくドル安も伴わなくてはならない点、
FEBもまだ利上げはしていませんし、しっかり上昇してくるのはもう少し先なのだと思います。

また、最近ではウクライナ問題のリスクオフ要因などで下落してきたかと思われます。

長期的にはまだ上昇と見ており、1~2ヶ月くらい先に上昇トレンドに転換するのではと予想しています。

その根拠についてまずドルインデックスから解説していきます。

ドル安トレンドはもう1~2か月ほど先か

DXY 日足

ドルインデックスは今週のFOMCでドル高方向に動きました。
4時間足で見たときに、去年の11月ごろから96ドル付近でレンジが続いていて、そこからドル安トレンドに転換するか、もう一段上に上がるかというのを前回書かせていただいておりました。それが今回のFOMCがきっかけになりもう一段高になりました。

ここからまた更にもう一段というシナリオは薄いかなと思っており、ここからはいよいよトレンド転換を考えてポジションを考えたいと思っています。
赤の三角保合の上限を緑の丸で囲んでいます。
そこを見てみると、上限に来てから転換するまで1~2ヶ月くらい揉み合ったのち転換していることが分かります。
なので、少なくともここ1ヶ月くらいは高値圏で揉み合うと想定しています。
ドル自体がトレンド転換して動くきっかけと言えば、次回3月16日のFOMCと思います。
そこで利上げが現在ほぼ確定と思われるので、そこがきっかけになるんじゃないかなとぼんやり考えています。

なのでそれまでの間はポンドドル含め、ドル円やドルストレートではまた少しもみ合いになるかなと思っています。

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2月3日のBOE政策金利ではポンドドルは上がらないのか?

ポンドドルとしてはやはり次回の2月3日のBOEに注目が集まります。
連続利上げがあるのかってところが見どころだと思います。

またバランスシートの縮小については、2021年8月の会合で、「バランスシート縮小の条件として、政策金利水準を(2008年に決めた)1.5%ではなく、0.5%へ下げた。積極的に縮小に動くには政策金利1%になってから」とのことで、0.5%になれば、国債の再投資が中止されるかなといったところだと思います。
2月でもし利上げがなされた場合、0.5%になるのでバランスシートについても言及がなされる可能性があるので、そうなった場合にはポンドは上昇するだろうと思います。
ただ、3月17日にもBOEがあり、BOEはFRBの動きを見ていると思うので、もしかしたら先週のFOMCを見て、3月に足並みをそろえて利上げ、2月の利上げは一旦見送りの可能性も無くはないかなと個人的に思ったりしております。また、イギリスは2009年3月以降ほとんどの期間が政策金利0.5%前後なので、CPIもその期間に一度5%を上回ったことが2010年ごろにありましたが、アメリカほど毎回毎回政策金利を上げていくようなイメージはなさそうです。

ただ、2月3日のBOE政策金利は0.5%予想が出てるので、据え置きだった場合は2月はポンドが崩れる可能性があることだけ留意しておきたいところです。

ポンドドルの反発ポイントは?

GBPUSD 4時間足

ポンドドルは矢印で書いたように再度1.32ドル付近まで押してから上昇するか、巨大な逆三尊の現在右側の谷として考えて1.33ドル台で反発してじわじわと上がってくるのかどっちかかなと思っています。

ドルインデックスのシナリオでは、すぐにドル安が来るわけではなく高値圏でもみ合って1~2か月してドル安トレンドが来るイメージでいることから、ポンドドルの本格的な上昇転換もその時期に来ると思っています。

2月3日のBOEで金利が据え置きになるようなことがあったり、ウクライナ問題が深刻化するなどあれば、一旦1.32ドル付近まで押す可能性はなくはないでしょう。

もしくは、利上げだった場合は再度上昇、3月16日のFOMCでまた更に上昇といった動きをイメージしております。

緑の矢印はあくまでこういうシナリオで動くかもしれないというものですが、こういう場合はこう動くかもしれないというイメージをいくつか持ってトレードをしたいと思います。

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これからの戦略

これからのトレード戦略としては、基本的にはファンダメンタルズとしてはBOEの利上げのポンド買い、FRBの利上げのセルザファクトのドル売りで3月に向けて買い場を探したいと思っています。

とりあえずは、2月3日のBOEの結果を見て判断したいところです。

もし0.5%に利上げがなされた場合は買いポジションを持ちたいと思っていますし、据え置きだった場合は次回のFOMC、BOEまでの間様子を見つつ、買いを狙いたいと思います。もしその時に1.32ドル付近までまた落ちてきたら、そのあたりのレートでは買っておきたいかなといった戦略です。

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